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2021/07/15

サックス奏者であり、リフェイサーあることは、稀にみる素晴らしいこと

サックス奏者であり、リフェイサーあることは、
稀にみる素晴らしいことである。
僕の読者は
音楽関係者か、音楽愛好家が多いだろう。 
ジャズの楽しみは、個性的な奏者が多いことだ
ろう。マイルスのトランペットの音色の独特さ、
フレディーババードの生音はコンサートで
聞けたのはいい経験。 

ウェインショーターのサックスも独特。 
マイルス自伝によると、コルトレーンの
テナーの独特の音色は、自分のトランペット
が、対比としてとても映えるので、周りの
反対意見は無視して使ったと書いてある。 

あの、独特のサックスの音色の陰には、
マウピース製作者および、リフェイサー
がいるのだと思う。若しくは
自分で細工していた?? 

松本英彦も、ジェイクコンセプション
も、マウピースの重要性については、
いつも言っていた。
楽器のまず聞こ
えるのは音色、人間でいうと顔のよう
なもの、それで誰なのかを判別する。

 良い音で、それも、独特で、誰とも違い、
個性的で魅力的だったら、忘れられない。

音楽的内容はその次である。
コルトレーン
のような、デックスのような、スティット
のような、ブレッカー、サンボーンのよう
な、個性的なサウンドは、本人の技量も
勿論あるが、助っ人としての、リフェイサー
の存在を感じる。若しくは、みな、リフェイ
スの、技能を持っていたのか? 

リフェイスとは、マウピースを、削って調整
し、よいコンディション、音色にする、技術
のこと。リフェイスする人がリフェイサー。

 ジャズサックスほど、各々の個性が発揮され
る分野も無いのではないか?
例えば、フルート、
クラリネット、トランペット、トロンボーンに、
ジャズサックスほどの個性の違うソロイスト
がバラエティー豊かにいるか考えてみたら
良いだろう。 

テナーのオットーリンク10は、より現代的
なサウンドになるように、サイドレールを、
アルトのメイヤー6は、深くくわえられる
ように、フェイシングを長く形成するよう
に削ってみた。 

どう削っても、失敗ということは無く、
打率今のところ10割。
あるポイントを
押さえれば、カーブの形は、どんな形で
も鳴るのである。このコツを掴むのに、
結構授業料を払いマウピースをたくさん
削りました。(笑) 

アルト、テナー共、使うリードは薄く
なった。軽快に鳴るのが一番なのだ。 
厚いリードは、吹き応えがあり、吹
き手には快感なのはわかるが、音が
抜けず。鳴っていないことが多いの
で気をつけよう。
アルト用の腹筋は、
稽古を休むと衰えるので、思い出して
は、稽古する。
テナーは、息の量は、
必要だが、比べると、必要な圧力は
それほどではない。
フルートは、息
は少ししか出て行かないが、腹で支え
る独特な呼吸が必要。
つまり3本とも
、体の違う場所の、違う筋肉を使うので
、稽古をさぼるわけには行かないのだ。
(笑) 

菊地のサックスマウピースリフェイス
のページ
 

写真は、多摩川大橋からの日没。

サックス奏者であり、リフェイサーあることは、稀にみる素晴らしいこと
サックス奏者であり、リフェイサーあることは、稀にみる素晴らしいこと
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