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お知らせ

2021/10/13

音程感覚を磨こう



気にいった音楽を聴き続け

ていると、脳内に、音楽が

記録されて、いつでも再生

出来るようになってしまう。



われわれ、職業音楽家だ

と、メロディーだけではなく、

コード進行も同時に聞くの

で、脳内で、記憶した曲を、

ピアノ伴奏で弾いて、メロ

ディーを歌っていてそれを

聴いている感じに近いだ

ろう。



いつも膨大な過去の楽曲

のストックを参照して、この

曲のコード進行は、●●と

▲▲のあそことアレを参考

にしたな?などと分析しな

がら聞くのだ。



最近の僕の、マイブームは、

やはり藤井風の楽曲群が、

ジャズを理解したうえで作

られている気がして、コード

進行が今までに感じたこと

のない気持ちよさだ。



以前紹介した、「ピアニスト

の脳を科学する」という本にも

述べられているが、コード進行

を理解する場所は、脳の中

でも、ブローカ野と呼ばれる

場所で、言葉の文法を理解

する場所であることが解って

いる。



文法というのは、主語、述語、

形容詞、連体詞などという

あれである。



コード進行が、言葉の文法に

当たるのなら、ダンスの、体の

動きもすべて、ダンス言語と

呼ばれる文法が存在するに

違いない。



ダンスで多くのことが表現できる

ことは、多国籍ガールズダンス

グループ、バナナレモンを見て

いても、強烈に今まで日本に

無かった語法が取り入れられて

いることがわかる。



僕はダンスの伴奏の経験は

結構豊富で、自分でも社交

ダンスを3年間習うなど、また

サルサやストリートダンスも

見るのは大好き、チアリー

ディングなども一流はその

見事さに感動する。



バナナレモンの振り付けは、

ビヨンセなどの表現に近い、

黒人独特のスピード感に満ち

ており、いい意味でセクシーで

あり(小泉進次郎はセクシーを

使う場所を間違えた)、愛情や、

勇気、励まし、癒しなどのメッセ

ージが、強烈に伝わってくる。



音楽でも、美術や、映画でも、

今まで世の中に無かった表現が

飛び出してくると、それは衝撃、

驚きであり、それに浸ると、今まで

のものは過去になり懐メロに

なり、クラシック化させてしまう

インパクトがある。



明らかにダンスにも文法があり、

メッセージとそれを組み立てる

メソッドが存在するのだろう。



さて、僕も音楽に長いこと関わ

ってきているのだが、特に管楽

器の人は、吹奏楽やオケから

来る人が多いので、まず、譜面

を読む文化の中でで育って来て

いると考えられる。



譜面を読んでいるだけの世界に

適応しているともいえるが、ジャズ

のアドリブを演奏して楽しむには、

歌手、ピアニストのような音感、

ソルフェージュ力、それに作曲家

的創造性が必要になってくる。



かっこいいジャズフレーズや、

コード進行、楽器の音作りを丁寧

に教えてくれる先生やサイト、

動画は多いが、その根本となる、

音感、ソルフェージュ力、それに

作曲家的創造性を鍛えてくれる

ものは極めて少ないようだ。



この大いなるブルーオーシャン

(ジャズミュージシャンのための

音感教育)に乗り出して2か月、

今回は、音程を歌う方法につい

ての動画を作った。



多くのアマチュアの弱点は??



指が動いて、かっこいいフレーズ

を吹けても、それを楽器なしで歌

えといったら、多くの人はコソコソ

と逃げ出すだろう。そういう訓練

はやったことがないはずだ。



アマチュアにもプロにも、この動画



は、このシリーズは、大いに味方に

なってくれるだろう。

音程感覚を磨こう
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