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お知らせ

2021/10/25

音楽の女神はほほ笑む

1昨日は、サックスアンサンブルバンド、

Sax Machinesの赤坂トナリテライブ。

コロナも落ち着いてきたのか、少しづつ

客足は戻りつつあるような気がする。

配信の映像も、お店の許可を得て、少し

づつ公開している。今回は、いつものレ

パートリーに、J-popの2曲、クリスハート

のアイラブユーと、藤井風の帰ろうを取り

上げた。



また、スタンダードナンバーのA列車で行

こうも、新アレンジ、正確には以前のアレ

ンジにさらに追加で書き足したものだが。



この3曲を、期限までに書き上げることが

できたので、少しほっとしている。

楽曲の素材をそろえて、さてどんな方向

性で行こうかと考えるとき、いいアイディア

は、降りてくるのか?音楽の女神はほほ笑

んでくれるのか?



この不安との闘いのときが一番スリルが

ある。



矢沢永吉兄貴を見習って、僕も唱えよう。

俺って否定しようもなく天才!



すると、予想しなかったいいアイディアが

降りてくるのだ。



優劣は付け難いが、ステージは、準備

しているときも、板の上も両方楽しい。



藤井風の楽曲は、20代とは思えない、

コード進行の理解や、歌詞の世界の奥

深さに驚く。



80年代のソウルミュージックの、ファラ

デルフィアサウンドが僕は大好きなのだ

が、現代だと、チャカカーンやホイットニー

ヒューストンなどのサウンドつくりに受け

継がれているのだけど、風君、見事にその

時代のエッセンスまで消化しているのは

聞けばわかる。



また歌詞の世界は、恋愛の別れかなと

思って聞いていたら、どうも近親者の

死別について歌っているのだと分かった。



自分がいなくなった世界を見ても問題なく

回っているのを見て背中が軽くなったなど

と。



さて、今回は、現代の日本のポップスを取り

上げて、再確認したのが、僕の今お願いして

いるメンバーの素晴らしさだろう。



それぞれの個性で良くメロディーを歌ったり

アドリブしたり合奏してくれる、里実さん、

酒井君、久美子さんの3人のサックス奏者、

そして、David T Walkerやジョージベンソンに

なりきって、かっこいい今風なソロとバッキング

をやってくれる都丸君と、自分の人選に狂い

はなかったと、聞きながら微笑む。



今回は、オンラインジャズカレッジの教材

として、Sax Machines Liveから「帰ろう」を

上げてみた。



音楽理論を学ぶばかりではなく、実際に

進行形のいい音楽に触れてほしいから。

アレンジをするときも、メンバーを思い浮か

べながらこの人はこういう演奏をするだろう

とイメージしながら音を書いているとき、気分

はデュークエリントン笑。

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