2022/05/07
日本人のリズム感
リズム感は、まず、歩き方に出る。
日本人は、リズムに乗ってカッコ
いい歩き方の人は本当に少ない。
音楽家なら、カッコいい歩き方を
学び、するべきなのだ。
なぜなら、歩き方がかっこわるい
人の演奏がカッコいい訳が無い
から。同じ体、筋肉の使い方なの
だから。
ピアノを練習するのも、サックス
を練習するのも、洋楽の歌を歌う
のもいいだろう。
でも、根本的なリズム感を学ば
ないと、クラシックにしろ、
ジャズ、ロックにしろ、本場の
人から見ると、残念なことに
猿真似にしか見えないだろう。
アングロサクソンは、黒人、
黄色人を猿と見ている節がある。
(笑)猿の惑星という映画は、
実は日本人を暗に指していて、
原作者は日本人が怒り狂うのを
危惧して、日本公開を躊躇った。
このところ、よく顔を出している
渋谷マークシティのストリート
ピアノで見かけるのは、めちゃ
上手いクラシックピアノを弾く人
たち。
普通のサラリーマンにしか見え
ない人たちが、平気でバッハや
ショパンをさらりと弾いては
交代しているのを見ると、この
国の音楽民度の高さに驚くととも
に、ほぼ全員、リズムのことが、
まるで解っていないと感じる。
日本人にありがちなのは、臍から
上しか使わないでリズムを取って
いるのが、大半。中には、頭と
指しか使っていないピアノ弾きも。
2000年間農耕民族だったから、
仕方がないといえばそのとおり
だが、リズムは、腰で取り、
カッコいい歩き方をして、その
リズムで演奏しなかったら、
カッコ良くなる筈がない。
当たり前だの、クラッカー!
(知らないよね?)
昔、横浜にあるドイツ人学校で、
数人の子供たちにサックスを
教えていた事があったが、行進
曲の、リズムの良さに驚いた事
がある。
クラシックにしろ、ジャズにしろ、
民族の血から出るものなのである
ことを実感したのだった。彼らは、
自分たちの先祖の音楽。
決して自慢ではないが、僕は、
以下のような、超一流の演奏家と
の共演歴が有るので、その比較
から、クラシックでも、ジャズ、
ロックでも、そのレベルは、
一瞬にして目利きが出来るので
ある。
一流なのか、3流なのか、プロ
なのかアマチュアなのか、才能
は、あるのか無いのか。自分の
レベルはさておき。
海老沢和博(半年)、村上秀一
(自己アルバムのレコーディング、
および、有名アーティストの
(長期ツァーに同行)、
つのだ☆ひろ(6 年間在籍)
ジミー竹内、ほか多数の優秀な
ドラマー、世良譲、松本英彦、
サラボーン、ヘレンメリル、など
素晴らしいピアニスト、歌手、
サックス奏者との共演。
昨日の気付きは、僕はリズムに
乗る歩き方、ソシアルダンス
(3年間学ぶ)、ファンク
(つのだ☆ひろバンドでは6
年間、振り付けの特訓を経験)、
ストリートダンスの体の動かし方、
ジャズ、ロック、クラシックの
リズムの乗り方を体で学んで
来たのである。
そして、今までは、サックス、
フルート、音楽理論を教えるのが
仕事、世の中に付加価値を与える
自分のやるべき仕事思っていた
のだが、
さらに、広く、クラシックも
含む、すべての音楽家に、
リズムの乗り方、グルーヴ、テンポ
ルバート、ピッチの取り方や歌い方
をアドバイスする、音楽コーチ
としての、仕事が見えてきた。
数千万入りの、預金通帳を引き
出しから発見してしまった気分。
それを忘れていた、お間抜けとの
突っ込みはご遠慮ください(笑)。