news

お知らせ

2022/07/25

素晴らしい大阪の生徒さんたち

梅雨も明けて、夏だというのに、3年前の

ようにウキウキ気分になれないのは、

まだコロナが終わらないから?元首相が

銃撃され、ウクレレ国の戦争が終わら

ないから?

世の中は、不景気だという人もいる反面、

順調に儲かっている人もいるのだそうだ。



息子によると、補助金や支援金を貰う

ためのコンサル、士業や、ネット販売向け

のアドバイスをするコンサルはとても忙しい

とのこと。ネットでセッションヤバンドのコーチ

をしているバンドトレーナー氏も忙しいらしい。



僕も、先日Webinar(ネット上のセミナー)を

開催して、数十人が集まり、やはり音楽を

学びたい人は世相に関係なく多くいるのを

実感した。脳科学者の苫米地博士によると、

今の日本といううのは、すべての条件が

整った歴史上まれにみるビジネスチャンス

の時なのだそうだ。これを生かさない手

はないだろう。



ライブについてだが、7/26赤阪Bbボブソン

アマラウボサノバフェスティバル、及び

8/1蒲田テラスドルチェライブは、諸事情

により中止になりました。謹んでお詫び

申し上げます。7/28の白楽、中牟礼さん

とのライブ、8/10の赤阪トナリテの二人の

ディーバ、植垣麻衣子、冴理とKOSEライブ

は予定通り開催しますので、よろしくです。







さて、昨日は大阪レッスン。この世相でも

ジャズを学びに来る4人ノ生徒さんが

素晴らしいので少し書いてみたい。



●神戸の松尾愛さんは、女性会社社長を

しながらテナーサックス道まっしぐら、

ライブ経験もバンバン積み上げて、

この日は、僕のオリジナル曲、My

Spanish key に取り組む。



スタンダードの経験を積み上げて

ある程度のレベルの方には、僕の

オリジナル曲ヤ僕のレパートリーに

取り組んでもらうのだ。スタンダード

はいろいろな偉大な奏者のお手本

があるのだが、オリジナル曲は、

音楽の方向性からソロのアプローチ

まで僕が考えているので、イメージを

話しそれに沿ったソロを考えてゆく。



タイトルはスパニッシュだけど、アフリカ

や中近東の感じを入れてもいいの

では?アラビア音階やジプシー音階

などを紹介して吹いてもらうと、これが

ぴったりはまる。サックスといろいろな

不思議音階は相性が良いようだ。



後はタンギングを考えて、効果的で

魅力的なアーティキュレーションを

選んで表現してゆく。来月の本番も

楽しみになってきた。



●藤井さんは、もう10年以上通って

いる方、サックスマシーンズ大阪チーム

のメンバーでもある。今日も、Just one

of these things,Doxy,If I should lose

you,などのスタンダードノ伴奏を掛け

ながら二人でアイデァを出し合いながら

セッションレッスン。速いテンポを

マスターしたい藤井さん、早くても

安定した8分音符がきれいに吹けないと

などとアドバイスして充実のレッスンは

進むのだった。



彼女の終わりの一言はいつも励ま

される。



今日は中身の濃いレッスン、とても

楽しかった。先生痩せたでしょ?

ハイ、7キロ落としたんだよ。若く見え

ますよ。ありがとう。(笑)



●フルートのY君は、この前のウエビ

ナーも受講し、倍音ア列から始まる

音楽理論に興味津々。ウエビナーで

使用した枯葉を使って、ベースライン、

分散和音基本形展開形、スケール、

ガイドトーンライン、ジャズソロと講義は

続く・・・。男はやはり理屈で納得したい

生き物のようだ。



●尺八で、日本音楽集団など日本の

第一線で活躍するA君も、2年ぶりに

再開してからは良く通ってくる。仕事柄、

コード進行が書いた譜面を渡されて

ジャズ屋のような仕事を要求されて、

必至で西洋音楽のコード進行システム

を学ぼうという意欲が伝わってくる。



スタンダードの黒本を持参し、何故

ジャズ屋はこんな簡単な譜面から

素晴らしいコードにあったソロが吹ける

のか?音楽は譜面だと思っている多く

の一般人と同じ質問である。クラシック

の方々もコードしか書いていない譜面

から何故と思うらしい。



話せば長い物語、ホーキンズ、パーカー、

コルトレーン、マイルスと偉大な先人たち

が、積み上げてきたのがジャズの伝統で

ある。クラシックだけが偉大な音楽で

あると思い込んでいる旧価値観の人は

まだまだいる。

 日本でもジョージ川口、松本英彦、

世良譲らが、何も資料のない時代から

耳だけで学んできた輝かしい日本ジャズ

の歴史をこの人たちに教えてあげたい。



だいぶ問題意識が高まってきたA君。

邦楽はプロでも洋楽、ジャズ初心者として、

学ぼうという姿勢は立派。ついこちらも

熱が入るが、階段は一段ずつ進み、

熱意だけで何段飛ばしはできないのが

この音楽の世界。それにしても菊地塾

に集う皆さんの熱量の高さは素晴らしい

ので、少しでもいい方向に導く重責を

いつも感じるのである。

素晴らしい大阪の生徒さんたち
素晴らしい大阪の生徒さんたち
SCROLL
TOP