2022/09/01
松尾菊地クインテット 神戸グレートブルーは大盛況
今回は、新幹線で東海ツァーズの格安切符
ぷらっとこだまを使用、携帯でカード決済した
切符を、改札で、やはり携帯のQRコードで発券、
何て便利なんだ。
今まで、格安切符を買って、時間に間に合わず、
何度地団太を踏んだことだろう。ギリギリまで
譜面を書いていたり、仕事を詰め込むのは、
悪い癖だ。
新大阪までは、新幹線、神戸三ノ宮までは
在来線で向かう。
まあ、マスク人間の多いこと。日本人の
目覚めはいつになるのか?マスクには
ウイルスを防ぐ効果は無い。
2時間ほど早くついているので、少し
うろうろして、土地に体を馴染ませる。場所を
借りて、フルートと、サックスのリード調整、
ウォームアップを済ますと、目指すは、
グレートブルー。
松尾愛さんは、このところ経験を積み、
急激に伸びているテナー奏者。
目を瞑って聞くと、渋い親父にしか聞こえ
ないテナー吹きに、なってきた(笑)。
リハーサル、本番と、とにかく楽しい
ステージは続く。
いつも堅実な芝田奨の、ベースに
乗って、ロックだろうがラテンだろうが
ジャズだろうが、グループしまくる、
縦横無尽に大活躍はドラマー李哲。
いろいろな曲に、いろいろな発想で
アプローチする松尾さんには、僕の
育て上げたリードを一枚プレゼント。
そのリードのあまりのバランスの良さ
に驚愕する愛さん。
この日、楽しかったのは、浪花ジャス
賞の関西女流ピアニストナンバーワン
生田幸子。
なにしろそのグルーヴ感は、リチャード
ティー、オスカーピーターソンに匹敵
するのではないか?
あの小さな体から、どうして、あの
図太いドライブ感が生み出される
のか?
東京で数日前に訪れたジャズ
コンサート、音楽は美しく、皆うまい
のだが、スイング、ドライブというものが
圧倒的に足りなかった。
その飢えや渇きを満たして余りある
幸子さんのグルーヴなのだった。
ずっと2テナーの曲が続いたが、
僕のコーナーでは、スタンダードの
朝日のごとく爽やかに、ラテンナンバー
の、サンボーサンボーでは、踊り出す
人たち続出した。
ラストは、アメリカのフォークソング
の、Water is wide.
二人の愛は、川よりも海よりも深い。
いい曲です。歌詞の朗読からピアノと
サックスのアンサンブルは、最後は
全員になり、2回の転調で盛り上がる。
楽しい夜でした。
この日の演奏曲
The Shadow Of Your Smile,
Georgia on my mind,
Just The To Of Us.
La Fiesta,
On A Slow Boat To Chaina,
Just squeeze me,Sunny,
Alligator Bogaloo,
The water is wide,
Softly as in a morning sunrise,
Sanbou sanbou.