2021/05/20
楽しいトレーニング
一昨日、いつもの多摩川ガス橋下で
名古屋の生徒さんの、インターネット
レッスンを開始しようとアルトサック
スを取り出し、ウォームアップ、
ガムテープで、スマホを壁に貼り付
けて、テレビ電話の準備完了。
すると、ある男が近づいて来る、
イヤー素晴らしい音ですね?では
なく、五月蝿くて近所で苦情が
出ているので、他の場所でやって
くれ。(笑)
菊地康正の音の素晴らしさが
分からず、騒音に聞こえると
いうので呆れて、ふと思い出す
のは、愛国者で数学者の藤原
正彦さん。
友人で外人の高名な学者を、
自宅に呼びご馳走を振る舞お
うとすると、風流な虫の声が、
聞こえる。気持ちよく聞き入
っていると、賓客は言う。
なんですか?あのノイズ
(雑音)は?
藤原氏は、思う。
嗚呼、なんで日本はこんな
程度の低い奴らに戦争で
負けたのだろうか?(笑)
話は変わり、ニューヨーク
のセントラルパークの
ベンチに腰掛けていた、
世界最高峰のクラシック
ピアニストと言われる、
ホロビッツは、日課の散歩
の途中でべンチに佇んでいる
と、カメラを肩にかけた男に
話しかけららる。
爺さん、仕事は何をやっ
てんだい?
私はピアニストだ。ピアノ
を弾くのが仕事だ。
え~~~?ピアノなんか弾い
ちゃって、爺さん、儲から
ないだろう?(笑)
二人は楽しく会話した。
気に入られた男はホロビッ
ツの、肖像写真を撮るカメラ
マンに抜擢される光栄に浴した。
(笑)
さて、昨日は、苦情が出た
ガス橋の川崎側へ、回りフ
ルートの稽古。反対側なら
大丈夫だらう。
橋の下で、若者が5人位
でバーベキュー。そうか、
あの緑の狸が仕掛けた緊急
事態馬しか宣言だもんね?
一応断りを入れる。
こんにちは、楽器の練習
良いかな?
あ、良いっすよ。構わない
ッス。
強風の中、響きの良い橋の
下で音出し、跳躍練習、
音階練習、自由インプロ練習、
バッハのパルティータ、伴奏
音源と、クラシック名曲集、
ラテン・ジャズ、スタンダー
ドジャズと、メニューをこな
してゆく。
昨日は捗ったなあ、フルー
ティストとして、着々
と前進している感がある。
隣のテニスや、ハンド
ボールの練習の人たち
を横目に。
若者たちから、焼き
そばを振る舞われる。
有難う、おお、美味
しいね?
ビールも有りますよと
言われたが、これから
練習なので、、!。
見ていると、若者の一人が、
肌寒い中、多摩川に飛び込ん
で泳ぎ始める。寒中水泳に
近いが、若者たちは元気だ。
風が強いので、上がったら、
寒いだろうに。若さって素晴
らしい。
一時、若者たちがまるで、
自分の息子がたくさん居るよう
に見えた気がした。
2021/05/18
カラヤンは、関西人だった!?
僕の敬愛するフルートの神、ジェーム
ズ・ゴールウェイは、クラシックでは、
カラヤンのベルリン・フィルで主席を
吹いた最高峰のフルーティスト。
この方は、ポピュラー音楽にも造詣が
深く、ジャズ、ロック、ラテンのアル
バムも多数。
生涯のレコードセールス
は3,000万枚を超えて、ビートルズなど
と同様に、エリザベス女王から、爵位
を賜った。
その神秘的な音色は素晴らしく、何十
年もお手本にして稽古してきたので、
以前にコンサートの楽屋を訪ね、アル
バムやSax machinesとサックス教本
をプレゼントしたら、数カ月後、
Kose、アルバム良かったよ!との感想と
、甥っ子が、サックスやっているので
教本をもう一冊ほしいというのでスイス
まで送ったのだった。
あまりの嬉しさに、ベランダに出て、
万歳三唱を繰り返したものだ(笑)。
翌年の東京のコンサートでは、御大
から直接電話があり、コーヒーを飲
みながら談笑したのが忘れられない。
僕の知っている限りの有名指揮者や
オペラ歌手を知っていますか?と訊
ねると、全員親しい友人だった。
あまりの偉さに思わず、ええい、
頭が高いと、土下座しそうになっ
たが(笑)。
さて、ベルリン・
フィルのカラヤンだが、実は関
西人なのを知っているだろうか?
あだ名は、ヘルベルト、サイフ、
カラヤン。(財布空やん)
あきら猫さん情報より。
2021/05/14
ある日のサックスレッスン
テナーのTさん、もともと他の先生の元、
サックスの、基本はしっかり習われてい
るので、音は菊地道場の元、さらに良く
なっている。イェ〜〜イ!
菊地道場の基本重視の教え方は、楽器の
演奏と同時に、音感を高め、音楽の仕組
みを理解してゆくところにある。
音楽の言葉を理解し、組み立てる思考力
を鍛えるところは、英語と数学を、交互
に習うようなものである。
さらに頭を使いながら、体の動かし方ま
でやるので、体育、ダンスと、科目は多
く楽しい!
入門数ヶ月にして、音階やコードの基本
パターンをある程度習得してきた段階で、
これを、じゃあ、ソロに応用するには、
どうしたら良いのか?
という疑問の段階に、彼は達しているの
である。
喉の乾いていない馬を水辺にいざなっ
ても、水を飲もうとしないように、小
学生に、高校生の知識を与えてもちん
ぷんかんぷんなように、
欲しいというポイントまで、美味しい
情報は、出さないのが、トレーナーの
コツとでも言おうか?(笑)
基本パターンを応用してカッコいいフ
レーズに変身させてゆくには、音感、
センス、運動能力、思考力、創造力を
総動員して音を並び替える。
実力が問われる段階だ。日本の教育
の悪弊、とにかく暗記して、覚える
だけの勉強法では処理できない。自分
の頭で考える事が要求される。
ああでもないこうでもないと、やって
みるのが良い。
僕らが、幼児のとき、子供の時にやっ
たように、電車や車のオモチャは、
カッコ良かったし、テレビの仮面ライ
ダー、モスラ、ゴジラは、現実のヒー
ローだと思っていた。
子供のように、無心に、やってみる
のだ。
音を並び替えてカッコいいフレーズ
になったとき、セッションで、ライ
ブで聴衆に聞かせたとき、称賛、拍
手の嵐に包まれる楽しさを一度味わう
と、また、あの楽しさ、嬉しさを味
わいたいと思わない人は居ない。
僕の場合は、さらにそれを人にコーチ
することを長年やってきた訳だが、
、、。
課題をしっかり確認してレッスン終了。
次は30代の初心者Kくん登場。
彼はギターの経験があり、サックスは、
初心者。
素直で、バイクや旅行、仲間も多く、
色々なことに興味を持つ性格は、将
来を期待させる。
体格も素晴らしいので、レッスン数
回目にして、豊かで良い音が出てい
るのを聞かせてもらうのは、教えて
いても気持ちが良い。
ふと、誰にこのいい音を習ったのか
と思う(笑)。
さて、菊地道場では、大きな特徴と
して、単なる楽器の教室ではなく、
最初から音響学的知識として、倍音
列などを理解させ、音楽の構造自体
(音楽理論)に興味を持ってもらう
ことように指導して居るのである。
また、いろいろなキーの、ドレミを
マスターするやり方(移動読み)や、
スィングする、リズムを理解するた
め、行進曲と、ジャズの歩き方のレ
ッスン。これが楽しい。
これは、僕が以前に社交ダンスのレ
ッスンを3年間受けたことがとても役
に立っている。
リズムとは、人間の体の動きなので
あり、音楽と、ダンスは、双子の兄
弟なので、音楽の半分以上は踊るた
めの音楽であり、音楽を学ぶものは
ダンスを学ぶべきなのだ。
日本には、歴史的には、盆踊りか、
日本舞踊しか無かったので、クラシ
ックにしても、ジャズ、ロックにし
ても、日本人は、下半身の使い方を、
マスターするのが良い。
ボクサー、野球のバッター、バレー
ボールの選手などの、玉を待って
いるときの、あの中腰で構えている
感じのイメージ。
30年ほど前のディスコブームや、
少しあとのストリートダンス、マイ
ケル・ジャクソンのムーンウォーク、
ブレイクダンス、エグザイルなどの
男子だけのタンスグループなどは、
日本人のリズム感をかなり向上させ
たと思われる。
サックス、フルートの演奏だけでは
なく、クラシック、ジャズの音楽の
仕組み、リズム感を付ける体の動か
し方のレッスンに興味のある方は、
教室のドアをノックして欲しい。
なお、ネット上には、以下の人たち
は実は生きていて、姿を隠していた
だけで、近いうちに、姿を現すと
いう情報もあるので、フェイクかも
しれないが、本当だったら楽しい
ので、楽しみにしておこう。
マリリンモンロー、JFKジュニア、
ダイアナ妃、ジョン・レノン、
マイケルジャクソン、プリンス、
スティーブジョブズ、エルビスプ
レスリー、、、。