2022/03/29
ピッチと、チューニング、アンサンブルの話(続き)
昨日は、マイルスの魔法のような、ピッチの
話だったが、これには続きがある。
長らくデイブリーブマン(sax)は、マイルス
の片腕だったサックス奏者で、僕は松本英彦
の学校でセミナーに参加したことがある。
デイブは、マッコイや、チックのように
バリバリピアノがうまかった。
マイケルブレッカーの先生である。
ぼくが高校時代から長らく憧れていた、日本
ジャス界のスター日野テルマサさんの
コンサートツアーに参加していて居たときの
こと。
このときは、ケニーカークランドpや、
マノーロバドレーナpercなど、アメリカ
のトップクラスのリズムセクションが
素晴らしかった。
日野さんは、マイルスの影響で、バラード
は、めちゃローピッチで、ブルース
フィールたっぷりの演奏。客席で聞い
たら、その魅力にとろけてしまった
だろう。
だけど、バックで、管楽器数人で
セクションプレイするこちらから
みると、ピッチが気になり、邪魔で
しょうがないので、モニターから
消して演奏したのだった。ああ、
勿体ない(笑)。
数年後別のジャズフェスティバル
で、お会いすることになり、今
考えるとめちゃ失礼な質問を
してしまったのだ。
若気の至り、反省。
、、、、日野さん、お久しぶり
です。日野さんの、ピッチ感は、
僕にはめちゃローピッチに聞こ
えるんですが、わざとやって
いるんですか?
、、、、そうか、俺はそんなに
ピッチ悪いのか?(自虐気味に)
、、、、(いや、そんな、
大スターを、私ごときが、
いびる気はゴザンセン、汗)
その後いろいろなアドバイス
とともに印象に残った日野さん
の言葉を皆にも共有しよう。
、、、、息を吸って、次の
息継ぎまでの、ワンブレスで出す
音に、君の人生が乗っていないと
ダメなんだよ(日野テルマサ)。
はい、日野さん、あなたの言葉は
いつも、ずっと、僕の中に生きて
います。
いつも、自分の人生を込めて音を
出し、音を並べます。
僕も、音楽をやる人は、すべて
この言葉を胸に、音を出して
行ったら、日本の音楽は、そして、
日本と世界は、素晴らしいことに
なってゆくだろう。
今日も素晴らしい人類の黄金時代
を楽しんで行きましょう。
2022/03/29
ストリートピアノ
昨日、たまたま通りかかった渋谷の
マークシティのストリートピアノ。
若い小柄な女性が弾いているのは、
バッハのピアノ曲か?小さな手から
美しい音色が響く。
クラシックの訓練を受けた皆さんの
凄いのは、右手左手別々に書かれた
楽譜を、所見で弾いてしまうところ、
いつも驚かされる。
暫くすると、僕に気がついて、
どうぞ弾いてください。
それじゃあと、ジャズスタンダード、
自分のオリジナル曲を、家でやって
いるように、弾き始める。
ジャズピアノの歴史は、ジョン
ミーガンによると、
1.ファッツウォーラー、アート
テイタムの、ソロピアノに始まり、
2.ビーバップの洗礼を受けたバド
パウエルを経て、
3.ビルエバンス、そして、ハン
コック、チック、キースジャレットへ。
僕は、クラシックギターは、小原安正
先生の通信講座でタルレガから、
アルハンブラまで学び、ピアノは独学。
でも、スイング時代のブロックコード
のボイシングや、ビルエバンスの
コードの押さえ方など、歴史的に、
系統的に、よく勉強したので、
作曲やアレンジにとても
役立っている。
スタンダード数曲の後、サンバ東京
や、スプリングウインド、カントリー
など、自分のオリジナル曲を数曲弾く
と、今度は、さっきの彼女のほかに
背の高い男子が、拍手。
今度は彼が弾き始める。興味津々で
みていると、始まったのは坂本龍一
の曲。
坂本龍一の同級生が、昔サックス
の生徒でいたので、エピソードを
教えてすっかり三人で打ち解けた。
彼は、僕がサックス奏者だと知る
とやたら、詳しいので聞いてみたら
oboeに取り組んでいたとのこと。
さっきの曲、聞いたことないけ
ど、色彩があっていい曲ですね?
ありがとう、自作曲なんです。
坂本龍一ほど有名じゃないから、
聞いたことないのは当然だけど、
すべてレコーディングしたんだよ。
ええ?(驚)じやあ、プロの方
ですか?
そう、ピアノは下手くそだけど、
本業のサックスとフルートは上手
いんだよ(笑)。
彼氏とは、ラインを交換して友達
になった。
その後、登場した若い男性は、
久石譲の、天空の城ラピュタ、
次に登場した女子高生が、弾き
始めたのは、何と、千住明の
砂の器から、宿命のテーマ、
みんなピアノ上手いなあ。
僕も、もつと今流行っている
曲を弾けるようにもっとピアノ
の練習したくなったな(笑)。
彼女には、僕のYouTubeの砂の器
のテーマのフルートを聞かせて
あげたら、なんと、
私、実はフルートやっていたん
です。
ええ?(笑)
僕はあの宿命を弾いている
羽田健太郎さんと、コンサート
(加山雄三ツアー)で、共演
したことがあるんだ。
ストリートピアノのお陰で、
音楽を愛するいろいろな人
と知り合えて楽しい会話が
出来るって素晴らしい。
なんだか、セッションでも
ストリートでも、毎日新
しい、ライン友達が増えて
いる。
人類は黄金時代に突入して
いるのは、本当だったんだね?
是非皆さんも試してみて
くださいね。
菊地康正のフルートで、砂の器のテーマ
2022/03/29
正しいピッチを取るには?
もともとテナー吹きの遠藤君が、ビッグバンド
の、リードアルトを経験してピッチの問題に悩
んでいたので、僕の考えも載せておこう。
サックスのピッチと、音色、アンブシュア、
呼吸法、総合としての奏法は、密接な関係
がある。
簡単な思考実験をしてみよう。
ここに1メートル、および2メートルの管が
あり、マウスピースを、1cm短く、(または
長く)した場合、管の長さは、それぞれ1.01m,
2.01mとなり、変化率はそれぞれ、1%,0.5%
となる。
これの意味することは、マウスピースの
抜き差しは、高音ほど影響があり、低音
はそれほど影響を受けないと言うことで
ある。
従って、チューニングは、サックスの
場合、ハイCで、いい音色を維持し
つつ、最も口を締めた場所で、基準
ピッチと、合うようにすると、バランス
がよい。
僕もさんざん経験したことだが、自分の
耳に気持ちよく聞こえるピッチは、録音
してみるとたいていうわずっているものだ。
録音して正確なピッチに聞こえるために
は、これ以上抜いたら♭してしまうギリ
ギリで、頑張って口を締めて吹くことだ。
得てして、アマチュアは、マウスピース
入れすぎているので、僕のレッスンでは、
いつもより3から5mmは、抜かされて、
それでもちゃんとピッチが合うのに驚く
ことになる。
アルトの、各音域のクセについていうと、
右手の音域、D,E,Fと、
左手の音域G,A,B,C
そして、スプーンキーの音域D,E,Fに
分けて考えるのがよいと思う。
右手の音域は上がりやすいので、パッド
の空きの調整を、やや狭くすると落ち
着く。
左手の音域は、可能な限り口中を広げ
て、太い音と正しいピッチを意識。
抜けが悪い場合、パッドが、狭く設定
されていて息の逃げ場がなかったせい
だったりする。
スプーンキーの音域D,E,Fは、ソプラノ
もそうだが、別物で、音程は1音づつ、
自分で作るつもりで最適なアンブシュア
を探すこと。
サックスは、一音一音、それぞれ違う
最適な口の開け方があるのだ。
音程を作るときメーターは、お勧め
しない。
平均率にぴったり合った音程は
つまらない。
人間の耳は、メロディーが、上行
するときは、上が高めが、快適、
下降するときは下が低くなるのが
快適なのである。
ソロイストは、伴奏より気持ち
高いと、華やかに聞こえるので、
クラシックの、ソロイストは、
気持ち高めに弾く人が多い。
サッチモは、気持ち高め、
マイルスは、気持ち低めで、
ブルージーと言ったら解りやすい
だろうか?
マイルスのMy funny valentine,
In a silent wayなどを、ヘッド
ホンで聞いてみよう。
微妙なローピッチで吹いて
いるのがよくわかる。
マイルスは、一音について、
10種類のピッチを使い分ける
(デイブリーブマン、サックス奏者)
音色、ピッチ、タイミングも、
すべて表現であり、奏者によって
違うのである。
2022/03/29
セッション、ライブ、復帰月間
ようやく終わったマンボウ。
コロナ、マスク、ワクチンについて
は、すでに日本は、言論統制で、
御上に逆らう意見は、削除される
自由な言論ができない国になっている
のでここでは書かない。
ここ2年の偽パンデミック騒動で、
芸能界、音楽業界も、大打撃で、
影響を受けた人も多いだろう。
不要不急の外出は控えろと言う
ことで、レッスンやライブに来る
お客様や、生徒さんも激減し、
俺たちの仕事は、世に不要なのか
と、深く心が傷つく。
トランペットの日野さんも、音楽
をやり続けようという気持ちを
維持するのが大変だったと言って
いたが、関係者は共感する人が
多いだろう。僕もそうだ。
練習はもういい、何十年もすで
にやっている。人前でやりたいの
にできないもどかしさ。
補助金や、低利融資の助けも
あったけど、よく、生き延びて
いると自分を褒めたい気持ちで
ある。
持続化給付金や、事業復活
支援金なども、書類の書き方が
難しく、何回もダメ出しされる
と心が折れそうになるが、もう
文句を行ってこないところを
みると、無事貰えそうなのは、
嬉しい。
また音楽以外の手段でも、
稼ごうと思えば不可能ではない
と気がつくのもいい体験かも
しれない。
さて、年末にライブをやって
から、演奏技術を維持するため
の自主稽古はしているものの、
芸人は板に乗っていないと、
勘がにぶるもの。
数ヶ月休んでいたので、徐々に
演奏活動をまた、すこしづつ、
増やしていきたいと思う。
生徒や知り合いも誘って、
昨夜は、白楽ブルースエット
のセッションに参加。
ボーカルでブラジル音楽を
やるチームや、サックス、
ギターの、アマチュア、
セミプロ、プロの皆さんスタ
ンダードジャズで、セッ
ションを楽しんで居る。
みんなうまい。
元生徒の荒木君はクラと
サックスで落ち着いた
プレイ、他の参加者も
多士済々。
こんなにもジャズの演奏
を楽しむ人がいるのは
心強いし、アジアで、
ジャズの伝統が一般人に
まで染み込んでいるのは
我が国だけだと思う。
他の国は、今流行っている
ものを真似するだけの上辺
だけのものて、ここまでの
深みは無いだろう。
昨夜の僕の参加曲は、
I love you
A night inTunisia
St.Thomas
Waltz for Debby
Corcovado(sax,dance)
My one and only love(piano)
野球で言うと草野球と、プロ野球、
大リーガーで、何が違うかという
と、まずはスピードである。
アマチュア、セミプロと、第一線
の音楽家の違いも色々あるが、
やはり、スピードは、その最たる
ものであろう。
アドリブ内容の違いは、スリルと
ストーリー性であろう。
僕の演奏が、参加のみんなに参考
になっていたら幸いである。
写真は、かねだまさこさんより、
拝借。
4/19の僕のライブの情報はこちらです。
2022/03/29
騙されやすい人々
僕の父は事業家で、公務員、独立して雑貨店、色々な商売を手掛けて、最終的には、ダイクマや、ロジャースのような、ディスカウントsupermarketを7店舗までつくり、後継者の弟が、会社ごと売却した。
父がよく言っていた。世の中には、騙す人と、騙される人がいる。
はーい、僕です。善人しか居ない田舎で育った僕は、東京で、徹底的に騙されました。努めて全てを疑うようにしている。
僕も常々、なるべく騙されないように気をつけているのだが、欲を持っていると、付け込んで騙してくる人に溢れているのがこの世界のようだ。
70年前、日本大勝利、躍進中、鬼畜米英と、最後は竹槍で爆撃機にむかい、一億総玉砕と、思いこまされていた日本人。戦争中でも一部真相が分かっている人はいた。
天皇陛下の玉音放送後、今までは一部の狂った人に騙されていたということにされ、それまで白人が、アジア、アフリカ、インド、南米を、植民地にして、収奪の限りを尽くしていたのに、唯一立ち上がって、アジア解放に戦った日本という歴史を抹殺されてしまった。
日本はアジアに侵略し悪いことをしたという歴史観、罪悪感を植え付けられてしまった。
では、この数百年世界を植民地にして、有色人種を動物扱いしてきた白人たちは?一度でも謝ったか?
現代に近づくと、小泉首相の郵政民営化と、解散選挙があった。
あのときのマスコミを巻き込んだ国民的熱狂を覚えている人は多いだろう。
時がたつと、田舎の郵便局が無くなると不便とかそういう問題ではなく、ゆうちょの莫大な資金をアメリカ様に上納するための空騒ぎで小泉(親子)は、悪代官だったのが判明している。
今回コロナ騒動も、存在の不確かなウイルスを過大に宣伝して、経済を疲弊させ、一部の医療利権者を儲けさせ、増えすぎた世界人口を削減する意図が有るのではという説もある。解らないけど。
ウクライナに侵攻したロシア、プーチンは、マスコミ、政府からは、悪者にされているが、冷静に今までの経緯を見てみよう。
自作自演のビル崩落に合わせて、旅客機が突っ込んだ偽映像で、マスコミを使って世界を騙し、報復だといって、イラク、アフガンに攻め込む。
目的は、石油、麻薬の利権で、サダム・フセインや、カダフィ大佐は、実は、善政をしく、独裁者だった。
油にまみれた海鳥の映像や、赤ん坊を床に叩きつける、イラク兵士の動画も、今では、アメリカのヤラセ映像だと解っている。
ウクライナについても、僕も勉強中だが、どうも今の政権は、アメリカの傀儡政権で、ロシア系の自国民を虐殺していて、プーチンはそれを助けに入ったというのは、元ウクライナ大使の、馬渕さんの説。
アメリカの国際金融資本(戦争屋)に抵抗していた、フセイン、カダフィは、やられてしまったが、
ソ連崩壊後、食い物にしようと群がる奴らを、退治し、新しい資源、石油ガスを発掘して、ロシアを導いてきたのかプーチンである。実はもう本人は居なくて、影武者らしいが。
いつまでも、
いつまでも、
いつまでも、
政府、マスコミに騙され続ける日本人から、一人でも多くの、自分の頭で、情報を取捨選択して考える日本人が増えることを願う。
まずはテレビを見ないことから始めよう。
僕は、音楽を教えているのだが、不覚にも、僕を騙す生徒もいるので、これは、合戦である。
移動読みという、ドレミを移動して音を認識するやり方を、生徒に教えていた。
3年ほど経過し、生徒が、移動読みが全くできていないことが判明し、一年前も、2年前も、移動読み頑張ろうねと言って、頑張りますと言質を取ったことを問いただすと、
先生、あれは、リップサービスですよ。そう言えば喜ぶと思って。
ガチョーン、菊地も、なかなか騙される人を卒業できないようだ。精進します(笑)。